2009年12月29日

バッド! ボサ・ノヴァ/ジーン・アモンズ


バッド!ボサ・ノヴァ
Bad! Bossa Nova

ジーン・アモンズ(ts)
ケニー・バレル(g)
バッキー・ビザレリ(g)
ハンク・ジョーンズ(p)
ノーマン・エッジ(b)
オリバー・ジャクソン(ds)

1962年録音


 この柄の大きさ、安定感って、一体何なんだろう、とジーン・アモンズを聴くたびに思う。コルトレーンの緊迫も、ロリンズの豪快も、スタン・ゲッツの魔性をも彼岸に悠々と眺めつつ、ジーン・アモンズは我が道を行く。どんな装いをしてもその貫禄は隠しようがなく、「あ、もしかしてボステナーの人ですよね?」「わっはっは、ばれてしもうたか」みたいなところがある。こういうおっさんに「まあ、悪いようにはしないからついてこいや」って言われたら、もうどうにでもしてって気分になりそうで怖い。

 あまり音楽を聴く気分じゃないとき、iPodのシャッフルなんかでたまたまジーン・アモンズが聴こえてくると、それをきっかけに食欲が戻ってくることがある。この人の音楽には、ぼくがジャズを聴き続ける理由の原型みたいなものが、色濃く含まれているような気がするのだ。
posted by kiwi at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | サックス