2011年02月13日

ムーン・リバー/ニッキ・パロット

ムーン・リバー
Moon River

ニッキ・パロット(vo,b)
ハリー・アレン(ts)
ジョン・ディ・マルティーノ(p)
ポール・マイヤーズ(g)
ビリー・ドラモンド(d)

2007年録音

 ときどき遊びにいくpororompaさんのブログを読んでいたら、ニッキ・パロットはウッドベースを弾きながら歌うひとらしい。うーん、アメリカのエンタテインメント業界ってやっぱりすごいな、スラム・スチュワートの変な芸風がちゃんと受け継がれているんだ。しかも若い女性とは、やるなー、これは聴くしかないよな、と思って買ったのがこのアルバム。

 聴いてすぐに気づいて、自分で笑った。スラム・スチュワートはベースを弓弾きしながらオクターブ高い声でハミングするという技の持ち主で、それも確かに「ベースを弾きながら歌う」とは言えるだろうけど、でも普通は「ベースを弾きながら歌う」といえば、こういうふうに普通に「ベースを弾きながら歌う」ことに決まってるじゃないか。
 というわけで普通に歌うニッキ・パロット。若い美人、ベース弾き、という属性とは特に関係なく、普通によい。適度にソフトで適度にキュート。このひとでなくちゃ、というインパクトには欠けるけれど、その分どこにでも沁みてくる。
 ハリー・アレンはじめ、バックもなかなかいい。

 でもぼくとしては、やっぱりこのひとにスラム・スチュワートをやって欲しい。実は聴くほうには、歌とベースが同一人物だろうと別人だろうとあんまり関係ない。CDで聴いているんじゃ区別もつかない。でも、ああいう歌い方はやっぱり同一人物じゃなくてできないし、この声であれやったらなかなか楽しいんじゃないかと思うんだけど。だめ?
posted by kiwi at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ボーカル