2013年07月21日

ザ・グレイテスト・リユニオン/ミルト・ジャクソン&オスカー・ピーターソン・トリオ

ザ・グレイテスト・リユニオン
Ain't But a Few of Us Left

ミルト・ジャクソン(vib)
オスカー・ピーターソン(p)
レイ・ブラウン(b)
グラディ・テイト(ds)

1981年録音


 ネット経由でデータで音楽が買えるようになって、これは便利だと思ったこともあったけれど、ぼくは結局いまもCDで買い続けている。CDがバックアップ代わりになるから、とか、ジャケットやライナーノーツが欲しいから、といったもっともらしい理由もないことはないが、要するにぼくは淋しいのだろうと思う。音楽がCDという依代を失ってしまうことについて。
 
 音楽はもともと形のないものだが、レコードやCDという媒体に吹き込まれることで形ができる。見たりなでたり匂いを嗅いだり、抱いて寝ることだってできる。つまりはそれは、音楽の依代なのだ。音楽の本質とは直接関係ないけれど、依代にはそれなりの意味があるとぼくは思う。

 依代はスマートだとかえって有り難みがない。レコードからCDの時代になって、ジャケットを眺める楽しみはなくなってしまった。近いうちにCDも消えていく。音楽がデータとしてネットワークの中に遍在する時代、音楽との付き合い方は多少変わってくるのではないだろうか? 小遣いではじめてのレコードを買ったときのことや、友達とレコードの貸し借りをしたことをぼくは今でも覚えているけれど、ネット時代でもああいうドキドキは変わらないのだろうか?
posted by kiwi at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ヴァイブ

2013年07月07日

1969/由紀さおり

19691969

由紀さおり(vo)
ピンク・マルティーニ

2011年

 ぼくにとっての由紀さおりは、「歌の上手なひょうきんなおばさん」。テレビではしょっちゅう見ていたけれど、歌をちゃんと聴いたことはなかったんだな、とこのアルバムを聴きながら思った。そういう歌い手はほかにもいっぱいいるんだろう。テレビってのはもったいないメディアだなあ。まあ、ぼくが子供だったせいもあるけど。

 実は買うまでにずいぶん迷った。「では歌っていただきましょう!!!」みたいのだったらいやだなあ、と思っていたのだが、その点ではまずは大丈夫だった。ただ、ジャズかと言われると微妙。やっぱり歌謡曲。でもそれは好みとアルバムの向きの問題であって、実力の問題じゃない。この組み合わせでちゃんとジャズ聴きたい。Puff The Magic Dragonみたいな感じのジャズを、たっぷり聴きたい(英語で)。かゆいところの脇をぽりぽり搔かれるみたいな焦燥感で、そういう意味ではしんどかった。

 で、八代亜紀の「夜のアルバム」でまた延々と迷っているんだけれど。
posted by kiwi at 11:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ボーカル