2015年01月01日

サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード

サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード
Sunday at the Village Vanguard

ビル・エバンス(p)
スコット・ラファロ(b)
ポール・モチアン(ds)

1961年録音


一族郎党が集まるとか、故郷に帰るとか、海外旅行をするとか、そういった用事でもないと正月休みというのは結構しょうもない。フライフィッシングはオフシーズン。ウインタースポーツの趣味はない。寒い上にどこに行っても混むから出かける気にはならないし、店や水族館の類は閉まっている。テレビはもともと見る習慣がないので、どこが面白いんだかよくわからない。ツタヤで借りてきたビデオを観るのも、掘り出した漫画をまとめて読むのも飽きてしまい、結局、部屋でぼんやり音楽を聞いている。用事のない、普段の週末と変らない。正月早々こんなことでいいんだろうか?

あっちを聴いたり、こっちを聴いたりしたあげく、結局落ち着くのはビル・エバンス。わりあい煮詰まったり、余裕がないときでも聴けるし、ヒマを持て余しているときでも聴ける。ようはいつでも聴けるのだ。この人の音楽は、聴く人の感情を大きく揺らしては来ない。優しげでいて、そのくせどこか人ごとみたいによそよそしいところがあって、聞いていると当面の問題をふっと忘れてしまう。つまりはそれが、ぼくがビル・エバンスをしょっちゅう聴く理由の一つなんだろうと思う。まあ、ジャズという音楽は、多かれ少なかれそういう部分があるけれど。

posted by kiwi at 22:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ピアノ