2013年12月07日

煙が目にしみる/エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン

煙が目にしみる
SMOKE GETS IN YOUR EYES

エディ・ヒギンズ(p)
スコット・ハミルトン(ts)
スティーブ・ギルモア(b)
ビル・グッドウィン(ds)

2001年録音

仕事の相棒とか、ルームメイトとか、漫才の相方とか、なんでもいいのだけれど、ある程度の期間それなりに濃い付き合いをすることになる相手を、自分で選べることになったとする。でもあらかじめ相手に会うことはできず、知らされる情報は相手の好きなアルバムのみ、ということになったとしたら、どうすべきか。
たとえばマイルスの「ビッチェズ・ブリュー」を挙げた相手は若干やばいのではないか。
チェット・ベイカーの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」はちょっと頼りなくないか。
コルトレーンの「至上の愛」の人は説教を始めるのではないか。
アーネット・コブの「チタリン・シャウト」は勢いはあるけれど乱暴者なのでないか。

というバカなことを考えたのは、エディ・ヒギンズとスコット・ハミルトンの組んだこのアルバムを挙げたひとなら、そう大外しはしないのではないかという気がしたからだ。人柄は穏当で、会社や学校にちゃんと通っており、どういう相手とも(クラシックやパンクの人とも)気軽に世間話ができるだろう。近所の評判もよく、年賀状なんかもマメに出している。少なくとも表向きは、変態的な深みにハマっていることもなさそうだ。かといって俗物というわけではなく、無二の親友になれるかどうかはまた別の話だが、お見合いならば、まずは会ってみて、というところまではトントン拍子に話が進みそうだ。

ぼくの知り合いにも何人かそういうタイプの人がいるけれど、それはけっこう偉大なことだよなあ、と思う。


posted by kiwi at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ピアノ
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